車のトラブル119

エンジンがブルブル震えるのは、経年劣化が原因?

「信号待ちの間、エンジンがブルブル震える…」「車がガタガタ震えてエンストしそうになる…」もしかしてこれって故障…?

このようにエンジンがブルブルと震えるのは、エンジンもしくは関連部品の故障が原因かもしれません。経年劣化など走行距離が多くなってきた車によく見られる現象です。

この記事では、車がブルブル震える原因とその対応について詳しく見ていきます。

エンジンがブルブル震える原因は?

スバル君
スバル君
この頃、信号待ちで車がブルブル震えるんだよね
ゴリラ店長
ゴリラ店長
何か原因があるウホ!ほっとくと故障しちゃうウホ!

エンジンがブルブル震える原因はいくつかありますが、今回は代表的な原因を5つのケースで挙げてみました。症状が頻繁に出る場合は、比較的簡単に原因を突き止めることができますよ。

逆に頻繁に起きない症状はなかなか原因を突き止められないことも。その場合は問題の症状を詳細に記録しておくことが重要です。

整備士さんに詳しく症状を説明できるようにしておきましょう。

1.エンジンが冷えている

エンジンが振動したときに車のインパネ(インストルメントパネル)の「ヨットのマーク」「Cのマーク」が点灯していませんか?このマークは水温警告灯と言って、エンジンが冷えている状態に点灯します。

エンジンが冷えているとアイドリングが安定しないため、ブルブルと振動を感じることがあります。

エンジンが温まるとこれらのマークは消え、震えも治まるため心配はいりません。

2.点火系統の不良

ガソリンを燃やすための点火装置であるスパークプラグやイグニッションコイルが不良になると、エンジンが不安定になり回転数が落ちてしまいます。

回転数が落ちることでエンジンがブルブルと震えるようになります。

この場合はスパークプラグやイグニッションコイルを交換することで、回転数が安定しエンジンの震えも治まります。

スパークプラグやイグニッションコイルはどちらも消耗品なため、定期的に点検し交換しておくことが大切です。

スパークプラグ・イグニッションコイルの交換目安と費用
交換目安距離 交換費用
スパークプラグ 2万キロ~10マンキロ 5000円~13000円(1本)
イグニッションコイル 10万キロ 10000円~(1本)

3.スロットルバルブの汚れ

スロットルバルブとはエンジンが吸入する空気の量を制御している部品です。

エンジンは特性上、ススやカーボンなどといった汚れが発生します。このススやカーボンがスロットルバルブの周りに少しずつ付着することで空気が送れなくなってしまいます。

エンジンが正常に動くために必要な空気の量が減ることでアイドリングが不安定になり、エンジンがブルブル震える原因となってしまいます。

この場合はスロットルバルブを清掃することで、エンジンがブルブル震える症状を改善することができます。

スロットルバルブの清掃はそれほど難しい作業ではありませんが、清掃禁止のものもあります。初心者の方は自分でせず整備工場にお願いしましょう。

4.エンジンマウントの劣化

エンジンマウントとは、車両とエンジンをつなぎ合わせている部品です。インシュレーターとも呼ばれおり、車体の振動を抑える役目も担っています。

マウントにはゴム製品が使われているため、距離を追うごとに劣化してしまいます。このエンジンマウントが劣化してしまうと、車体の振動を吸収することができないため、エンジンがブルブルと震えるように感じてしまいます。

この場合はエンジンマウントを交換することで症状は治まります。

エンジンマウントは比較的長持ちする部品(交換目安10万キロ)と言われていますが、車種によって交換目安は異なります。

交換費用は4000円~(1個)ですが最低3~4個は取り付けられているため、全て交換になった場合は高額になることもあるようです。

【ケース5】エアロメーター・エアクリーナーの汚れ

インジェクター(ガソリンを霧状に噴射する装置)が吸入する空気の量を電子制御するエアロメーターやエンジン内部のゴミや汚れを除去するエアクリーナーが汚れていると、エンジンがブルブル震える原因となってしまいます。

この場合はエアロメーター・エアクリーナーの清掃や交換をすることで症状は治まります

エアロメーター・エアクリーナーの交換目安・交換費用
交換目安距離 交換費用
エアロメーター 1万5000円~3万円
エアクリーナー 3万キロ~5万キロ 5000円~

 

不調が続くようであれば乗り換えも

スバル君
スバル君
最近、走行距離が増えてきたから故障も増えてきたな
ゴリラ店長
ゴリラ店長
故障が続くようであれば乗り換えるのも手だよ

自動車検査登録情報協会によると乗用車の平均使用年数は12.76年(平成28年度)といわれています。以外と長い印象ですが、海外では20年以上の日本車が現役バリバリで走っているようです。

そんな優秀な日本車ですが車の部品には消耗品が多く使われているため、走行距離が増える度に故障も多くなってしまいます。

毎度の修理代を考えれば、いっそのこと乗り換えを検討した方が良いかもしれませんよ。

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